2015-08 寿都町浜中海岸野営場

お盆は仕事。
忙しさが過ぎたある平日、ふとキャンプに行ける状態になったので、ちょっと遠くを探してみます。
北海道キャンピングガイド2015をパラパラめくっていると、札幌から3時間の寿都町浜中海岸野営場が、海も見えそうですし、ドライブにもちょうどいい時間。
“野営場巡り第三弾”決定!出発です。
2015-06 厚真町大沼野営場 | Ternと一緒にどこ行こう 2015-07 ニセコ 湯本温泉野営場 | Ternと一緒にどこ行こう
寿都町 浜中海岸野営場
- 北海道寿都町(すっつ-ちょう)字樽岸町 浜中
- 0136-62-2602 役場
- URL無し
- 無料・管理人無し。5月〜8月
- ➕海間近 / トイレきれい /国道から離れている
- ➖風車音あり / 電源サイト皆無 / 場所迷う / ペグ刺さらない(芝生の下に砂利)
- 結論:海水浴場のようなキャンプ場。ただし立地良し。強風注意
札幌から、高速を使って小樽経由で寿都に向かいます。
天気は下り坂ですが、寿都は深夜から雨予報なので、ギリギリ大丈夫はなず。
お盆を過ぎると一気に秋がやってくる北海道。
まだ昼間は28度ですが、夜は20度を下回りはじめます。長袖必須。
万が一のため、冬物の上着も積んでおきます。
どうやってショベルカー留めてるんでしょうか!?
さくらんぼの町、仁木で雨に当たるも
どうにか持ち直して岩内町の刀掛岩。
弁慶が刀を置いたという伝説が残っているそうです。シャープなエッジがカッコイイ。
海岸沿いを気持ちよくドライブしていたら、このキャラが登場!いつも思うんですが、この子誰!?
で、寿都町に入ったことを実感します(笑
日本海に面している、この小さな湾の周りが寿都町です。
一番奥まった所に風車群があり、その中央あたりに、今回の野営場があります。
・・・ってことは風が強いかな?
カーナビ検索で浜中海岸野営場はヒットせず、現地の標識にも一切案内はなく。
しかたがないので、地名の”寿都町 浜中”で検索したら、こんな道案内・・・。
え?ここ通るの!?
曲がれるの!?
細い橋をわたって砂利道をしばらく走ったら、舗装道路が出てきて一安心です。
どうも一番マニアックな道から来てしまったようです(苦笑
パークゴルフ場の案内はあれど、野営場は・・・どこ?
現地案内にも無いってどういうこと!!??
(この地図の上、海岸沿いが野営場なはず)
うろうろしていたら、ようやく最初の看板発見!!!
逆から来ていたら通り過ぎてしまいそうです。
一つ上の写真の右端、”至 歌棄”という文字のすぐ左にある、海岸に向かう細い道路が正解でした。
って・・これが最初で最後、唯一の看板でした。(苦笑
400mダッシュした先には
だだっぴろい海水浴場が広がっていました。
あれ?ここでいいんですよね?(おろおろ
看板を見ると、トイレ(現在地)を挟んで長細く海水浴場っぽいのが広がっていて、
両端が浜中海岸野営場のようです。
いや、全部なんでしょうか?よくわかりませんが、とにかく到着です!
やってしまいました。
お盆明けだというのに、今回も貸し切りのようです(苦笑
これだけ空いていると、どこにテントをはるか迷いますが、まずは買い出しに出発します。
反対方向に車で10分くらい行くと寿都の町が広がっていますが、日没が近くスーパーを探す事に時間を取られるわけにはいかないので、行きに通ったセイコーマート歌棄店で買い出しです。(こちらは5分位)
店内を二周しましたが、残念ながら、薪は売っていませんでした。
そのため、今回は楽々キャンプコースに切り替えです。
ちなみに24時までやっています。
夜閉まるのはセイコーマートらしくて、嫌いじゃないです。
セイコーマートの向かいには、レストラン うたすつ が。
そうか、歌棄ってそう読むんですね。
食べログによると美味しいそうです!
暗くなってきたので、大急ぎで設営します。
・・・あれ?
ペグが入らない。
10cmくらいのグラつく状態で、先に進まなくなってしまいます。
アスファルトでもあるのかな?
場所をお引越しして再度。
ダメですね。下に砂利がかなりの密度で敷き詰められているのでしょうか。
ハンマーで、ソリステをガンガン打っていきますが、数mmしか進まない。
数十回叩いてようやく刺さりきりました。
海岸沿いということで強風の事を考え、どうしても数本は下まで刺したかったので、一安心です。
寝ながら海が見える方向で設営です。
後ろ側には、風力発電の羽がチラリと見えます。
地上は風が弱くても、上空は強いようで、ず〜〜と回っていました。小さく風切音が聞こえます。
こちらが楽々コース詳細(笑
基本的にテント張って寝るだけ。食事は簡単に済ませます。
砂にまみれないよう、テントの隣のアスファルトで椅子出してランタンON。
Helinox Chair One 〜猫も座りたい!? | Ternと一緒にどこ行こう
目の前には、この穏やかな景色。
左には寿都町の夜景。右側には漁火が浮かび上がります。
BGMはさざなみ。最高〜!
これは寿都温泉ゆべつの湯に飾ってあった写真。こうやって漁をしているんですね〜。
ネギ塩カルビです!
セコマの麺シリーズは安いし旨しで侮れないんですよ。
道外から来ているキャンパーの方には、コンビニはセイコーマート一択と大きな声でオススメしたいです。
しばらく漁火を眺めてからテントへ。
BGMは
右から波の音。
左から風車の風切音
ステレオでテントを雨が叩く音
です。
Zzzz…
朝。
いつもの4時に目覚めるも、雨が降っていたために二度寝。
予報では、今日は午後から雨が上がるはずだったのに、一日中雨に変わっていてちょっとショックです。
でも、実際は霧雨〜曇りをいったりきたり。
雨がやんだので、外へ。
トイレへ歩いて行くと、またいました、この子。
調べてみると、寿都町のマスコットキャラクターで、風太(ふうた)と云うそう。
アニメっぽいのは、寿都町出身の漫画家 本庄 敬さんがデザインしたから、なんですね。てっきり女の子だと思っていました。スミマセン。
[browser-shot url=”http://www.town.suttu.lg.jp/fuuta/fuuta..html” width=”700″ height=”300″]
無料にしては、とても清潔なトイレ。
午前中清掃の方が来ていました。
炊事場というより、砂落とし場が主として使われているようです。
もちろん飲めます。
要所要所に木が使われていて、個人的にとても安心する綺麗なコンクリート製のトイレでした。
男子トイレは和のみ。ただし身障者+α用のトイレは洋式でした。
この写真を改めてみると、なんて寂しい場所なんだ!とか思ってしまいますが、これは8割方雨のせいです!(多分
人も殆ど来ないですし、トイレきれいだし、芝生だし。
最初テントを貼る時だけ、ちょっと気後れするかもですが、一度座ってしまえば、こっちのものです(笑
車を近くに停められるのは、精神的にも肉体的にも楽になるので、いい事ばかり。
キャンプにハマってから知ったんですが、フリーサイトでも車をテント近くに停められるキャンプ場って、意外と多いんですよね。
もしくは、搬入時だけOKとか。
ここは、本当に旅の簡易宿になるな〜と実感しました。
夜着いて、さっとテント張って、寝て、起きて撤収。で出発。しかも無料。
道央〜寿都〜道南と移動距離を伸ばせる、エクステンダー(延長)キャンプ場ですね。
Nemoのテントも、そろそろ2桁泊目に入りそう。
チャックがフライを噛みやすい以外は大満足です。
新テント買っちゃった 〜ニーモ タニ LS 2P | Ternと一緒にどこ行こう
ソリペグも、これ以外のペグだと用を足さないことも多々あるので、全て揃えようかと思案中です。
そういえば、強風の次に警戒していた、夜のデート車(?)等は一切なくて一安心でした。(ぐっすり眠っていたからかもしれませんが)
お盆直後ですし、平日だというのもあるかもしれませんが。
いつまた雨が降るか分からないので、濡れていますが、テント撤収します。
インナーが余り濡れていなかったので、一思案。
四隅にある金具は、基本インナーに取り付けられています。が、これが砂だらけ。
ですので、どうせ砂だらけなフットプリント(グラウンドシート)の方に取り付けて片付けます。
グラウンドシートは別の収納袋ですしね。
えー、日が出てきました。。。(苦笑
まずはアイスコーヒー。
こうやって氷を入れていると、昔の氷の貴重さが感じられます。
氷室から切り出して、溶ける前に運んで・・・なんて考えられません。
贅沢な瞬間です。
メインはジューシーツナ。
日糧製パン。
格好悪いですが、テントを少しでも乾かそうと、ドア全開。
飛びます。(え?
敷地内は、北海道らしくハマナスが咲いています。この赤いのは実。
ただ気をつけなければいけないのは、ハマナスには刺があること。裸足で歩くのは危険ですよ〜。
霧雨が降ってきました。
椅子を片付けて撤収完了です。
今回は海に入らなかったな〜。
帰りは立派な橋を通ります。
これが正解のルート。
この温泉の看板を右に曲がると野営場です。
反対側の角には交番があります。
寿都町の道の駅でtern出して
My Tern : Link N8 | Ternと一緒にどこ行こう
立派な展示室を見学して
町内でも有名な食事処で
うに丼 MIX食べて
(赤がバフン。白がムラサキ。赤のほうが味濃厚で美味!!!)
立派な温泉入って
アイス食べて大満足。
さて、帰りましょうか。
したっけね、風太くん。