2018-07 富士山登山 2日目〜お鉢巡りで山頂泊
二日目はいよいよ山頂での宿泊です!
風が無く、本当に登山日和でした!
トップの写真は、山頂のパノラマ写真。
上り:吉田ルート 五合目〜鎌岩館泊(七合目)〜山頂〜お鉢めぐり〜頂上富士館泊(山頂) 下り:御殿場ルートからプリンスルートで富士宮口ルート 山頂〜宝永火口〜富士宮口
富士山
- 山頂:境界未定地(浅間神社奥宮境内)
- tel: 0460-84-8727 (環境省富士箱根伊豆国立公園管理事務所)
- http://www.fujisan-climb.jp
- 札幌から約320km
- トイレ:整備されている(有料)
- ➕ ご来光最高 / お鉢めぐり楽しい
- ➖ ひたすら登る / 週末は激混み / 宿が狭い / 強風・高山病注意
- 結論:若いうちに一度は登っておくべき。
[DAY2 04:22]
翌朝。
山小屋に泊まっている人が少なかったからか、しっかり休むことができました。しかし体は少し痛い・・・。
歯磨きしてトイレ行って、登山再開!
鎌岩館は快適すぎました。超オススメ。
鎌岩館 http://kamaiwakan.jpn.org
って少し登ると、良い場所を見つけました。
そう、朝食タイムです!!!
富士山でカップヌードルを食べるためだけに、決して軽くはないアウトドア用のバーナーやクッカーを持ってきたのです!(笑
前日にモンベルに寄ったのもガスカートリッジを買うため。飛行機には載せられませんからね・・・。
SOTOストームブレイカー 〜耐風静音なガス&液燃バーナー | Ternと一緒にどこ行こう
もう最っっっ高!
眼の前はこの景色!
登山客は数組後ろを過ぎていっただけ。静かな空間を独り占めです。
持ってきてよかったガスバーナー!
もちろん点火のために持ち込んだライターは回転着火式。電子着火式は高度が高いので点かないはず。
たまたま手持ちがストームブレイカーだっただけで、登山メインならもっと軽い一体式バーナーがお勧め。Primusとか。
まだまだ中腹ですか、ご来光!
写真映え半端ない。
[Day2 05:04]
下山は明日。急ぐ旅ではありませんが、そろそろ登山再開。
徐々に斜面が急になってきます。
この風景を見ると、あの富士山に登っているんだな〜〜!という感じがして感無量。
今いるのは吉田ルート。あと3.4km。山頂に着いたのは午前10時なので、ここから5時間登る計算になります。
朝の雲の動き。ホント好き。
このあたりからゴツゴツした岩だらけになります。
どの岩に足を載せようか悩みながら、一歩一歩ゆっくり進みます。
ひーーー。キツイ。
横は斜面崩れでしょうか。入ってはいけない場所。
この階段が辛い・・。
[Day2 5:22]
鳥居荘到着。約2,900m
鳥居荘 http://toriiso.com
下界。
ここまで登ってきたんだな〜。
まじで登りづらい岩肌。
夜間登山の人は凄いなぁ。
ポールは2本持っていきましたが、上りは使用せず。こんな岩場ですから軍手履いて登りました。
(下りではポール大活躍でした!)
独り言)こんな険しいとは聞いてないぞ・・・。
か・階段が・・・(以下略
[Day2 5:56]
八合目 太子舘(約3,100m)通過
太子舘 http://www.mfi.or.jp/w3/home0/taisikan/
山小屋を通過して、また同じ景色。
同じく岩肌。
そしたら、要塞が!!
か、階(以下略
[Day2 6:58 ]
約3250m通過
元祖 室 http://www.mfi.or.jp/fujisan/
500円ですよ〜。
登る前は単純に高いなぁとか思っていましたが、運ぶ労力と自分の水を持ち歩ける体力を考えると「買えるのがありがたい!」という感想しかでません・・・。
確か下山まで500mlペット2本買ったはず。なお、ゴミは捨てられません。お持ち帰り。
※実際に持っていった水分は折り畳めるプラティパスに入れた水1L+500ml。2泊3日には全然足りなかった。カップヌードル・・・(以下略w
少し登ると
布団銀座を通り過ぎて
[Day2 7:34]
本八合目到着。
ルートが合流したり、宿が複数あって賑やかな場所。
ただ、間違えやすいなと。吉田の上りルートなのに下っている人を何人か見ましたからね。
トモエ館 https://tomoekan.com
ここから浅間大社境内ですって!!すご。
写真に写っている人の服装でも分かる通り、7月でも朝はマジで寒い富士山。一桁。
しかし登るにつれ汗もかくし気温も上がってくる。更に太陽の日差しも強くなるので脱ぐ。しかしすぐ強風で着る。そんな繰り返しでした。
(多分4枚重ねくらいで朝はスタートしたはず)
脱ぎ着する時間を自分のペースで作れるから、ツアーじゃなくてよかったと思いました。はい。
こんな写真が地上から撮れるとは。
8合目をすぎると、岩が火山灰っぽくなってきます。黄色いのは硫黄かな?
コロコロしていて歩きにくいけど、岩は尖っていて危険。
そういえば登山中、靴の裏のソールが落ちていてとても心配しました。みんな登っている富士山といっても、厳しい登山環境です。
角度!定規かよ・・・。
一歩一歩前へ。
[Day2 08:09] 3,450m
8.5号目到着。看板に書いてあるペースより少し遅いくらい。(10分ほど?)
御来光館。
一泊二日だと、初日でこの辺りまで登って、深夜登山再開、山頂で御来光を見たあと下山というのが一般的らしい。キツイわ・・・。
御来光館 https://www.goraikoukan.jp
朝でも売店はやっていました。ありがたい!
小腹がすいたので、肉まんもぐもぐ。富士山で食べる美味しい〜〜!!
足に痛みを感じつつ、下界を見下ろして満足します(笑
雲の上。
でも足の下には地面。
お!噂のブルドーザー!
荷物が前で運転席&エンジンは後ろにある状態で登っていました。お疲れ様です!
山肌が赤く変わってきて山頂が近くなってきました。
ほら、もう少し!
鳥居きた〜
埋め込んではいないけれど、小銭だらけ。
[Day2 09:14]
この写真かなり好き。
標高の高い山を登山している感が半端ない。(他の山は知らないんですけど・・・。
大きく見えてきました。山頂の小屋たち。
そして、写真にも写っていますが疲労困憊な登山客の方々。私もクタクタです。
あと200mされど200m。
きっついわ!!
最後の鳥居を過ぎれば、そこは・・・。
山頂!!!!
富士山頂上浅間大社奥宮!
[Day2 09:59]
登ったぜ〜〜〜!!!!
富士山!!!
な!な!なんか栄えてる!!
(都会に初めて出てきた田舎の人的な感想)
お土産たくさんある!
富士山頂上 山口屋 http://www.fujisan-yamaguchiya.com
店の前にはベンチが。
みなさんぐったり。お疲れ様です。下りも怪我しないように。
ベンチの横には、噂の自動販売機が!
あほだな〜にっぽん。(褒めてます
コーヒー500円ナリ
こういった物資は、先程見たブルドーザーやこういったお兄さんたちの努力で運ばれているんですね。
ありがたし。
改築?取り壊し?していた・・・。
富士山頂上村。
登山シーズン以外の厳しい環境が思いしれます。
[Day2 10:30]
さて!
ここが山頂ではありません。本物の3,667m富士山頂は、今いる所の反対側、有名な富士山レーダードームがあった場所です!
時間はたっぷりあるし天気もいいので、お鉢めぐりスタート!
ぐるっと一周2時間コースです。
※写真は別の場所で撮影。文脈上の現在地は右上の山口屋のあたり。
火口がぽっかり口を開けています。
なんでしょう。この迫力。
整備されたルートを進みます。
この日は無風でした。気軽にお鉢めぐりしましたが、もし強風が吹き荒れている中こんな登山道を歩いている日には・・・。そしてここは富士山山頂。
時には引く勇気も必要かもしれません。
そんな事は全く気づかず、てくてく進んでしましたね。ワタシ。
「明日御来光見れたらいいなぁ」とか思いながら。
[Day2 10:50]
ってことで御殿場口ルート入り口到着。
忘れてはいけない。富士山は活火山。
あれ?人がたくさん。
グループ登山の方々が複数いた模様。
火口を覗いてみる。
さて、目指すはここ剣ヶ峰。
あともう少し。
レーダードームは役目を終えて下界に保存されています。
それでもいくつかの建物がまだ設置されています。
しっかしこの急坂がヤバかった。
足を滑らせたら下まで落ちる勢い。45度くらいあるんじゃない?と思いながら、文字通り一歩一歩ゆっくり。
そういえばNHKのプロジェクトXでやっていたけど、この急坂を強風で冬に登るなんて信じられない。
着いた!!!
この階段を上がると・・・
三角点説明板と!
山頂の三角点!!!
[Day2 11:39]
来たよ!来れたよ!富士山山頂!!
眼の前にはこんな雄大な景色が広がります。
マジヤバイ。
そして、この時のためにわざわざ北海道から持ってきたサッポロクラシックビール!
しかもゴールデンカムイ版!
冷えてはいないけれど、ビールうまっ!
インスタポイント!
へーとか思いながら読んでいましたが・・・。
ちょっと天気が悪化しそうだったので、早めに剣ヶ峰を後にします。
こんな光景を見ながらの登山。ハマる人の気持ちもわかりますね。
万年雪でしょうか?水を取っているのかな。
[Day2 13:20]
ぐるっと一周回ってきました!
のんびり写真撮りながらで3時間コースでした。
浅間大社でおみくじ。
(富士山山頂ですよ!)
ちょっと疲れたので軽食。
牛丼1000円。
座れるだけでもありがたい。
食べ終わったら、ガスに囲まれていました。
学生さんグループ数人が半袖で山頂にいて、さみ〜〜と言っておりました。エマージェンシーブラケット被っていましたが、ほぼ意味なし。
皆様服装だけはお気をつけて。
今日の宿は御殿場口ルート山頂にある頂上富士館。ここ(吉田ルート山頂)から約30分の道のりです。
現在2時半。午後4時から宿に入れますが、ここでのんびりするわけには行きません。
一度通ったので勝手がわかっているとはいえ、先に向かいます。
真っ白。
と思いきや、曇っているのは一部でした。良かった。
山頂郵便局。
宿が開くまで一時間ほど。コーヒーでも飲みますか・・・。と岩陰にて用意したら、まさかのライター点かない事件発生。。。
何回やっても点かない。どうせ夕食があるしと諦めました。カップラーメン作りだったら悲惨でしたね・・・。
回転式(フリント式ライター)でも着火しないことあるんですね。次回からは
も持ってこよう。。。(次回あるのか?
暇を持て余しつつどうにか午後4時に。
今日のお宿に入ります。
頂上富士館 http://fujisanchou.com
まずは食堂で受付。
(もちろん予約しています)
厳密なルールが実施されます。
ガラガラの様でしたが、ツアー客がいらっしゃるということで、実は超満員。
しかも超狭い。
どれだけ狭いかというと、
・仰向けに寝て、横向きにすら寝返りが打てない。(隣の人に当たる)
・仰向けに寝て、足を少し伸ばそうとすると、後ろ側の人の足に当たる。
です。
でも早くにきたからか、一番の窓側で少し助かりました。
部屋に荷物をおいて少し整理したら夕食の時間です。
無心にもぐもぐ。
[Day2 17:00]
就寝。
深夜には雷がゴロゴロ、ゴロゴロと鳴り響いていました。
富士山頂で寝るという高揚感と、付近の気象の恐ろしさを想像しつつ、Z…z…z……
・・・続く