2017-07 鹿追町 然別湖北岸野営場
いつもは前日あたりに目的地を決めるのですが、今回はずっと前から狙っていた所。
それは然別湖北岸野営場!
道東には人気のある野営場が多くありますが、今回は比較的札幌に近い、帯広の北側、鹿追町にある秘境です
いやー楽しかった!景色がよく、温泉もあり、カヌーにも乗れる。アウトドアを満喫できたキャンプでした。
鹿追町 然別湖北岸(しかりべつこ ほくがん)野営場
- 北海道河東郡鹿追町然別湖畔
- tel:0156-66-4034(観光協会)
- hhttp://www.shikaoi.net/detail/43
- 札幌から約210Km
- ➕ 然別湖が素晴らしい / THE 野営場 / 雰囲気最高 / 携帯電波はギリ入る(ドコモ)
- ➖ 水は飲料不可 / 混んでるとリヤカー取り合いかな?
- 人里離れた、野営場+湖という最高のキャンプ地です!
仕事を終え、おやつの時間からキャンプ場を目指します。
札幌から道央道〜道東道と通り、帯広方向へ向かいます。
十勝清水ICで降りたら、もう然別湖の看板発見。
途中、ドライブインいとうを偶然見つけてしまいました。
豚丼の有名店です。そうかー清水町にあるとは聞いていたんですが、ここにあったのですね。
ちなみに支店は新千歳空港だけ。 ドライブインいとう | http://www.butadonmeijin.com/shop/tokachi-shimizu/
凄く寄りたかったのですが、キャンプの食材を買い込んでいるため、泣く泣く通過。
(翌日夕食食べよう思って寄ったら、定休日だった・・・)
十勝らしい、気持ちの良い道路を走って行きます。
途中、鹿追のスーパーで買い出しです。
A-COOPでもいいんですが、地場帯広のスーパー、フクハラで初お買い物。良い品ぞろえでしたよ。
霧に包まれた峠を越えて
然別湖温泉街(?)に到着。
ここは「然別湖 ホテル福原」(写真左手)と、「然別湖畔温泉 ホテル風水」(写真右手)の二軒だけ。
でも、冬には、下のような、面白いイベントやっている場所なんです。
北海道で一番高い場所にある湖。完全に凍った湖の上は、一面が真っ白な世界。ここに1月の末から、わずか60日間だけ幻の村が現れます。村の建物は全てが氷と雪だけで作られるから、春になると全部とけて無くなっちゃう。この時期にだけしか見られない、ここにしかない雪と氷の村。アイヌ語で村を意味する「コタン」と名付けられた冬の然別湖だけの世界。 鹿追町観光協会 | http://www.shikaoi.net/contents/event/kotan/
凍った湖上でのイベントは、ここが最初じゃ無かったかな〜。露天風呂とか一度体験してみたいです!(笑
さて、初夏の然別湖に話を戻します。
温泉街を抜け、さらに細い道を湖畔沿いに進みます。
途中崩れている斜面が至る所に。昨年2016年の台風の影響だそうです。
広い道路になったし〜と速度を上げると、看板発見!
(通り過ぎて、バックしました(笑
然別湖北岸野営場 来ましたよ!
少し森の間を通ると
到着です。
7月上旬の平日なので、もっと人は少ないと思っていましたが、秘境は逆に人気のようです。
キャンパーは良い時期知っていますものね!(笑
まずはこちらの建物で受付。
時間外でもOKっぽい。
野営場だけあって、気をつけるべき点がいくつかあります。
- 受付時間は16-18時のみ。
- 水は飲めないので、持参する
- 夜は真っ暗
- レンタル、販売等は一切無し。
ちなみに、土砂崩れの影響で、然別湖〜層雲峡間は通行止めです。糠平湖経由なら行けますが、かなりの遠回りです。
エリアマップ。
右側のトイレは使えません。また、左側の炊事場も使えませんでした。(水源地が壊れたらしい・・・。)
250円払って、
テント旗をもらいます。
さて、どこにテントを張るか、探索しましょうか!
(写真正面の広いスペースは団体さんがど〜〜んと構えていたので、その周辺の写真は無し)
駐車場から湖畔方向を見て、正面は団体さん、右手(上の写真)は一組いらっしゃる。
なら、左手の林の間にしましょうかね。
ちょっとバイオトイレ用の発電機の音が気になりますが、どうせ20時には電源が落ちて静かになるし、人の声よりは機械音の方が気にならないと思うので、こっちで決定!
振り返るとこんな感じ。
湖畔チラ見!
戻ってきて、リヤカーにて荷物運び。
車のすぐ後ろにつけられます。
満載(苦笑
それにしてもこのリヤカー、とてもスムーズに動いてびっくりでした。取り付け精度がいいのか、すぅ〜と滑らかに動き出すんですよね。
テントも張らず、ビールも飲まず。
まずするべき事は、焚き火の準備!
そしてファイヤー!
炎を見ながら、ようやくビール、頂きます。
陣取った場所は、すこし開けた場所。
Nemoのテントは薄いため日差しを通すので、日陰ができやすい場所を選んでみました。
ここの野営場、岩や石も多いので、事前に少し避けておきましょう。
インナー張って
フライかぶせてテント完成。
一段落したので、場内探検に出かけましょう。
まずは、有名なバイオトイレ。
私が行ったときは、このトイレしか使えませんでした。
内部。結構綺麗。
水洗ではないので、流れません。あ、ボットンでもありません。
中に詰まっているおがくずとかき混ぜ、微生物に分解してもらうというトイレです。
利用者が少ないからかもしれませんが、匂いはほとんどしなかったですよ。
あ、手洗い場は目の前の炊事場が閉鎖さているので、ウエットティッシュとか持って行くと良いかも。
(トイレに捨ててはいけません)
で、バイオトイレはかき混ぜる必要があるので、隣には発電機があります。
これがまぁまぁな音を出します。静かなキャンプ場ではなおさら。20時から7時までは停止するので寝るときには気になりませんけれどね。
さて、湖畔に降りてみます!
うわ〜〜〜
絶景!!!!
国立公園内なので、台風で土砂崩れが起きてもそのまま。
湖畔にテントを張りたいところですが、それは禁止されているのでした・・・。
禁漁ですが、一部の期間、一部の区域のみで釣りができるそうです。
ゆっくり流れていく時間が気持ちいいキャンプ場です。
場内、一カ所だけ使える炊事場。
飲めませんが、煮沸すればいいみたい。
それにしても後ろのオレンジが気になる。
なんと、炊事場用の水タンクでした!
昨年2016年の台風で水源が破壊されたため、わざわざ水を運んできているそうです。節水しましょ。
炊事場にはかまど台がありましたよ。
北海道キャンピングガイドに、飲料不可とあったので、あらかじめ2Lと1Lのプラティパスを持ってきました。
2Lのほうは 凍らせてもよかったな〜。
本当に、気持ちのいいキャンプ所です。
備え付けのベンチや、コットで寝転がるのが気持ちいい。
今日の夕食は、コストコで買ってきたシーフードアヒージョ!
いつもみんなでシェアしているのですが、なんとなく一人で独占したかったのです(笑
(タコとマッシュルームが好き。)
オリーブオイルにガーリックと、ローズマリーを入れてから
炭火で煮込みます。
待っている間、安いスキットル(500円くらい)に入れたウィスキーごくごく。
美味しそう〜!
パンで食べるのがたまらなく美味しい。
二回食べたら、お腹いっぱいでもう動けません。
あとは焚き火をして、ひたすらマッタリ。
おやすみなさい。
Z
Z..Z…Z..
Z…z…Z…..z.
Z..z…z..z.z.z…z..
翌朝。
良い感じに木陰がテントを覆ってくれています。
野生動物がいるので、荷物は全て前室に収納しています。
快晴!
今日は全道的に30度越え予定。
なので、標高800mの涼しい然別湖北岸野営場にきたのです。(笑
朝露がフキの周りに綺麗についていました。
さて!朝食を作りましょう。
ホットサンドを作りますよ〜。
チキンカツにサラダを載せて、
バウルー+ガスバーナーで焼きます。
ちらちらと開けて様子を見つつ・・・
完成!
美味しい〜〜!!
今回は土手となるマヨネーズは(忘れたので)入れませんでしたが、無くても大丈夫そうでした。
バウルーダブル 〜定番ホットサンドメーカー | Ternと一緒にどこ行こう
なぜか無性に食べたくなって買ってしまったしめ鯖。
本来は昨晩のつまみに・・・と思ったのですが、シーフードアヒージョでお腹いっぱいになってしまったので、朝食へ。
これまたうまうま。
定番のネスカフェエクセラ・無糖コーヒーを頂きます。
これが無いと、キャンプの朝は始まりません。(違
お腹もいっぱいになったので、
場内散歩へ。
お!湖畔の景色が、昨日より綺麗になってそう。
おお!
うわ〜。最高。
透明度も抜群です。
この跡はカヌーを運んだタイヤでしょうか?
置いてありました!
ここはカヌー楽しいだろうなぁ。
場内に戻ってきました。
木々が面白い生え方をしているので、ちょっと観察。
倒木更新が至るところに見られました。
どの芽が勝つか勝負所。
親のすぐそばで育つ、子エゾマツ。
でもその場所はだめだよ。
トドマツ・エゾマツ・エゾアカマツの違いが分からなかったのですが、わかりやすいサイト発見。
[browser-shot url="http://15.pro.tok2.com/~satoubin/matuhikaku.htm" width="600" height="600" href="http://15.pro.tok2.com/~satoubin/matuhikaku.htm"] From 北海道に自生する ・トドマツ ・エゾマツ ・アカエゾマツ の 簡易比較 http://15.pro.tok2.com/~satoubin/matuhikaku.htm
日帰り入浴が始まる12時近くまで、ひたすらのんびり、まったり。
そろそろ時間になったので、テントを片付け、
撤収完了。
旗も返却します。
さて、楽しかった然別湖北岸野営場のキャンプも終わり。
温泉街に向かいます。
まだ少し早かったので、ビジターセンターにお邪魔します。
いろいろアクティビティやっていたんですね。昨日のうちに申し込めばよかった。
二階はアウトドア風なカフェ。
美味しそう。
店内はこんな感じ。のんびりできますよ。
やっぱりソフトクリームでしょ!
あ、モンベルのムーンライトテントだ。このサイズは初めて見ました。
すんごくオシャレに整備された湖畔を見つつ・・・
ホテル風水さんへ。
日帰り入浴は12時〜17時で、簡単なタオル付きで1000円。
かなり濃い温泉でした。
上がった後も汗が止まりません・・・。
ホテルの売店は、豊富な品ぞろえでした。
お酒も種類沢山ありましたよ。
持って来忘れた、虫除けスプレーゲット!
(笑)
さて!実は先ほど立ち寄ったときに、体験カヤックの申し込みをしていたのです!!
初カヤック。しかもたっぷり2時間コース!!
うわ。何これ。
気持ちいい〜〜!!
私が乗ったのは、海で長期間の旅に使う、シーカヤック。
安定感抜群で、足の位置はすでに水面下。水面にとても近い乗り物なのです。
ちなみに、カヌーはこぐハドルが棒の片側についているもの、カヤックは両側についているものだそうです。へー!
あっという間にホテル街から離れ、然別湖の対岸に向かいます。
後ろにガイドさんがいるということもありますが、かなりスピードが出て楽しい!
歩くより速く、小走りよりちょっと遅い8Km/hほどだそうです。
透明度も非常に高い然別湖。
ここはダム湖ではなく、自然由来でせき止められた堰止め湖で、摩周湖とは違い、流れ込む川と流れ出す川がそれぞれ1本あるそうです。
なので、人間の手が入っていない然別湖の自然には圧倒されます。
ここは溶岩の上に薄い土があるだけなので、日光を得ようと湖面に枝を張りすぎた結果、雪の重みでバランスを崩して倒壊してしまったそうです。
ガイドさんとずっとお話しながら、進みます。
この正面がキャンプ場。
通称、くちびる山。
残念ながら、上唇しか見えませんでした(笑
二時間の然別湖半周ツアーは無事終了。
安定感抜群で、水すらかかりませんでした。
あ〜楽しかった。
さて、帰りましょうか。
一人乗りの空気式で7万円前後なのかぁ・・・。